Brecherspitz(1683m)
駅からすぐスタートできる山ではお気に入りの山のうちの一つです。
歩いた日 2017年7月30日
いつもの列車BOBで。
降車駅はFischhausen-Neuhaus(フィッシュハウゼン・ノイハウス、801m)。
この日も夕方から雨や雷雨の予報になってるところが多かったので、早い時間に歩き終えられるように朝一の列車でやってきました。
最初は20分ほど住宅街の中を歩いて行きますが、既に山頂が見えてます。
中央よりちょっと左側の尖った様なところが山頂です。
ここからまずはアルム小屋まで1時間10分ほどの林道歩き。
アルム小屋の看板。月曜日が休みとあります。軽い食事と飲み物などが提供されてます。
とても小さなかわいらしいスミレが一輪ひっそりと咲いてました。
キオン属の花 Fuchssches Greiskraut(Senecio ovatus) キク科
グレート・マスターワート Große Sterndolde (Astrantia major) セリ科
林道沿いはお花はいまいちだけどキノコがちらほら姿を見せ始めてました。
アルムが近くになり、”自由に歩いてる鶏がいるので犬は繋いでください”の看板。
牛もいるので、事故防止のため、犬はやはりリードに繋いでおくのが基本です。
ヒメイトシャジン Scheuchzers Glockenblume (Campanula scheuchzeri) キキョウ科
ウメバチソウ Sumpf-Herzblatt (Parnassia palustris) ウメバチソウ科
アルム小屋が見えてきました。この時間(8時半頃)はまだひっそりとしてます。
Ankelalm(1311m)
小屋の横に子牛がいました!まだへその緒が付いてましたよ~^^
左側が山頂で、そこから右へと続く稜線上を歩き、右手からまたこの場所へ下りてくる予定です。
ウーリーシスル Wollkopf-Kratzdistel (Cirsium eriophorum) キク科
これが咲き出すと秋もそろそろ始まるなあと感じます。
チャボアザミ Silberdistel (Carlina acaulis) キク科
左へ折れて登山道へ。
ここはハイキング客も多いせいか、牛も人に慣れてる雰囲気でした。
お腹が減ってきたのでお昼用に持ってきたパンを食べちゃいます。まだ9時前ですが(^^;
フェアリー・シンブルズ Kleine Glockenblume(Campanula cochleariifolia) キキョウ科
ここで男性二人に追い抜かれます。それまで誰ともすれ違わずずーっと一人歩き。
湖岸に降車駅のある、Schliersee(シュリア湖)が見えてきました。雨が降ってるのも見えますが、この湖付近は夕方までは降らない予報。当たってるようです。
今季初のこのリンドウ♪
Ungarischer Enzian(Gentiana pannonica) リンドウ科
右端に見えてる一番高い山は前回記事のWendelstein(1838m)。
右手の眺め。経由してきたアルム。下山してくる方向。
ここから山頂まで一直線。6月はここにお花がたくさん咲いてました。
キノコの集団。周りにもっとありました。
ここからハイマツの中。よく茂ってて時々道がとても狭くなりました。
ママコナ属の花
カウホイート Wiesen-Wachtelweizen(Melampyrum pratense) ハマウツボ科
アルパイン・ローズ Bewimperte Alpenrose (Rhododendron hirsutum) ツツジ科
カルーナ属の花
ギョリュウモドキ Besenheide (Calluna vulgaris) ツツジ科
ここはいつ歩いても印がはっきりと付けられてて分かりやすいです。
イワガスミ;ハナイトナデシコ Kriechende Gipskraut (Gypsophila repens) ナデシコ科
イエロー・サクシフリジ Fetthennen-Steinbrech (Saxifraga aizoides) ユキノシタ科
ゴールデンロッド Gewöhnliche Goldrute(Solidago virgaurea) キク科
いつもは撮影してないけど撮影してみたら、あら、拡大するとけっこうかわいい花です♪
ホグウィード Wiesen-Bärenklau (Heracleum sphondylium) セリ科
トウカセン Ochsenauge (Buphthalmum salicifolium) キク科
山頂十字架、見えてきました。
そして到着です!お天気がいまいちなせいか、いつもは混みあってる山頂には一人しかいらっしゃいませんでした。
休憩時間含めて駅から2時間40分で到着。初回時と同じ速さでした。
ここの三角点も初めて見ました。
山頂からの眺め。
シオン連の花 Einköpfiges Berufkraut (Erigeron uniflorus) キク科
南側の眺め。
ここから下山です。稜線上を右端に見えてるちょっと先まで歩いて行きます。
いつもは混んでるけど、この日はすれ違う人もまばら。
ニガクサ属の花
マウンテン・ジャーマンダー Berg-Gamander (Teucrium montanum) シソ科
ワイヤーロープが張られてる箇所が続くので注意書き。
そして分岐点に到着。前回3回とも違う方向へと下りましたが、今回は初回時と同じ道で右へと下ります。
山頂が見えてました。
ハイマツの中をしばらく歩きます。
ソラマメ属の花 Wald-Wicke(Vicia sylvatica) マメ科
ここからしばらくつるっつるの道が続き、下るのにとても苦労しました(汗)。
そしてこの急な道を上ると、
平坦な道に出ます。
このアザミがたくさん咲いてました。
ここの分岐点はまっすぐ。前々回は左へと下りました。
この眺めは、山歩きの本のこのコースを紹介するページや、アルム小屋までの歩きを紹介する本では表紙にも使われてました。
このリンドウ、かなり目立ちます。
さて、ここからの岩場がちょっと難所です(汗)。前の男性、時々座りながら下りてましたが、滑りやすくもあるので、私は超のろのろ歩きになってしまいました・・・。
背が高い方々はすいすいと下りて行ってました(^^;
次回は反対周りで歩こうかなあ・・・。
リンドウ、たくさん咲いてました。
上り時に通過したアルム小屋が見えてきました。
ほぼ全て枯れてたのに、一輪だけまだきれいなのがありました。
テガタチドリ Mücken-Händelwurz (Gymnadenia conopsea) ラン科
牛や羊が放牧されてるところまで下りてきました。
羊たちは忙しく食事中。
ここをまっすぐ進めば右手にアルム小屋。
牛たちはのんびり休憩中。
リードに繋がれた犬たちの後ろを左側の牛がついて行ってました(^^;
犬連れハイカーさんが牛に攻撃されるニュースが時々あるのでちょっとドキドキしましたが、ここでは子牛は隔離されてるのでその分は安心かも。
母牛と子牛。ここでは隔離されてますが、もし一緒に放牧されたら、子育て中の母牛は敏感になってるので絶対に近寄らないことです。
アルム小屋でちょっと休憩です。
ここから先は林道のみ約500mの下りになるので、ビール飲んじゃいました♪
まだ登山道を歩かなくてはいけない時はビールは飲みません(笑)!
鶏が自由に歩き回ってます。水を飲んでました。
そしてまた下って駅へと向かいます。
休憩したアルム小屋が、”アルム小屋までの山歩き”の本に、”家畜がたくさんいて子供向き”と紹介されてたからかどうかは分かりませんが、ここを下ってる時に、幼稚園くらいの子供たちとたくさんすれ違いました。
駅に到着です。
この日歩いた距離は約13.26㎞、累積標高は上りが903m、下りが863mでした。
早い時間に歩き終えることができ、雨に遭うこともなかったのでよかったです。
一日中晴れの予報が出たら少し時間のかかるコースも歩いてみたいのですが・・・、この先のお天気、どうなることやら。
コメント ( 12 )
キノコ♡
きれいですね。
他にも、かわいいお花が沢山だというのに、私の頭の中は、もうキノコで一杯です^^
森に行かなきゃ~でも、用事がてんこ盛りで、ここ数日はムリ...
あぁ~、キノコの声が聞こえてくる。(笑)
へその緒の付いた子牛ちゃんがいるんですね!
生後どれぐらいなんでしょうね。
かわいい♡ でも、母牛の目が怖い^^;
名前: pil [Edit] 2017-08-07 05:41
コメントありがとうございます♪
この赤くて背丈のあるリンドウが咲き出すと、ああ、そろそろ秋だなあ・・・と感じます。
キノコ!ちょっと前までは見かけなかったのに最近の歩きではよく見かけるようになりました!
秋ほどではないけど、キノコの季節になって行ってると感じます^^
こちらに戻ってこられたばかりでやることたくさんでお忙しい日々でしょうが、キノコたちがpilさんの足音を待ってるかも~!^^
ずいぶん前にへその緒のついた子を見たことあってちょうど今回の写真の子と雰囲気も似てましたが、その時は生後二日でした。
子牛を守ろうとする母親に攻撃されて亡くなられたハイキング客の方が今年もいらっしゃるので、かわいくてもこういうのには近づかないが一番です^^;
あ、あと、種牛も危ないです(汗)!これもたまに注意書きの張り紙とか見ます(汗)。
名前: アルペン猫 [Edit] 2017-08-08 00:59
今回登られたお山が人気なのは、
レポの画像からも雰囲気伝わってきます。
お天気がイマイチだったようですが、
それでもすごく眺めがいいですね!
キキョウ科の花は最近よく見かけました。
ウメバチソウはまだ見てないなぁ~。可憐なお花ですよね(^^
こちらでは、子熊をみたら親がすぐ近くにいるから
絶対に近づかないで静かに離れるよう教わりました。
動物の親子には気を付けないといけませんね。
ビール、写真撮る前に一口飲んじゃってるような・・・(笑
名前: としパパ [Edit] 2017-08-10 20:53
コメントありがとうございます♪
こんにちは!
山頂からはお天気がよければドイツとオーストリアの最高峰両方が見られることもあってすごく人気なんですよ~。
あと、別の登山口から登ると、標高差も500mくらいしかなくって、それも人気のようです(笑)。
ウメバチソウ、最近の歩きでよく見かけるようになりました!
ただ、使用中のコンデジが白とびしやすくてなかなかきれいに撮れません(>_<)
マニュアルで撮ればいいんでしょうが、コンデジのマニュアルが分からなくって(汗)。
そちらでは子熊のことで同じことが言われてるんですね。
こっちだとどうも、アルムの牛=かわいい、おとなしい・・・と思ってる人もいるので、”アルムの牛は動物園のかわいらしい動物とは違います”とよく注意されます。
動物の親子、他にもたまに遭遇することがあるので気をつけたいと思います。
ビールと山を一緒に撮ろうとしたら、ちょうど山が隠れるように立たれた方がいらして、その方が動くのを待ってたら泡が消えちゃったんですー(^^;
なので飲まずに待ってましたよ(笑)!
名前: アルペン猫 [Edit] 2017-08-11 00:01
今年の夏は、なぜか山に行けそうな日に天候が悪いのと、梅雨明けしたのに、むし暑さが半端ない。
なんか、そちらはすがすがしそうでいいですね^^
お花もいっぱいだし、うらやましいです^^
夏も終わっちゃうよー。もっと夏山楽しまなくちゃ^^
名前: やまびこ [Edit] 2017-08-11 21:23
コメントありがとうございます♪
こんにちは!
こちらも日本ほどではないかもですが、お天気がいまいちというか、午後から雷雨の予報が出てる日が多く、計画が立てにくいです。
でも湿度はあっても、気温がこの日は最高23度とかだったので、日本よりはかなり楽に歩ける気温です(^^;
それでも汗が出てきて目に入っちゃいますが・・・。
そうですよね、いつのまにかもう8月中旬!
私も昨年の方がもっと歩いてたので、もっと歩きたくてうずうずしてます!
名前: アルペン猫 [Edit] 2017-08-11 23:57
相変わらずいいペースで登られていますね!
リンドウの色が印象的で。初めて見る色でビックリです。
こちらの天気は少々変で、いまだに梅雨が明けきらないようなジメジメ蒸し暑い日が続いています。そちらの様子はどうですか?
はっきりしない天気のように、私も細事が重なりなかなか遠征出来ません。
かろうじて、2、3時間の合間に近くの山へ体力維持として出かけますが、低山は暑くてますますテンションは下がり気味です。
こんな時は、美味しいお酒を呑むに限りますね(笑)
名前: 居酒屋与太郎 [Edit] 2017-08-12 08:15
コメントありがとうございます♪
こんにちは!^^
こちらも今年は雨が多い夏になってて夕方から雷雨の予報がよく出てたりするので、歩けそうな日を狙って時間のかからないコースを中心に歩いてます。
一昨日からは雨、そして気温も下がって昨日なんて最高気温14度でした(^^;
今現在も雨で今日は17度まで上がる予報、寒いです(>_<)
リンドウ、今の時期はこの赤紫のがたくさん咲いてます^^
私も晴れ間が見える時にちょっと歩いたりしてますが、湿度が今年は高くて登り始め時に汗がダラダラと目に入ってくるのと闘っております。
私も、上り始めた時に既に”今日はビール、ビール!”と思ってます(笑)。
名前: アルペン猫 [Edit] 2017-08-12 18:12
セリ科は繊細だし、山の上の青い花はほんとうに
なんというか抜けるように青いというか...神秘的です。
ほかの花もたくさんあって全部それぞれきれい。
牛、へその緒がついてるって、さっき生まれたって
感じなんでしょうか。人手を借りずにそこで
出産した???そして母牛がすぐそばには写真では
見えないけどたくましい...。
名前: めんまねえちゃん [Edit] 2017-08-16 19:37
コメントありがとうございます♪
今回ここを歩くのは4回目でしたが、毎回少し違う時期に来てるので、今回もまた違う種類の花を見ることができて楽しかったです!
お花、拡大すると「おおっ!こんなになってるー!」と感動すること多いです^^
ずいぶん前に歩いた時に、一度だけへその緒がついた子牛を見たことあるんですが、その時は”生後二日”と言われて、今回のこの子も同じくらいに見えるからそれくらいの日にちかなあと思います。
その時もこの日も思ったんですが、へその緒ついてても一人(一頭?)で歩いてるんですよ!
こんな大きな子が生まれてきたってだけで不思議な感覚で、もうしっかり歩いてるのもすごいなあと見てて思いました^^
名前: アルペン猫 [Edit] 2017-08-17 00:29
すばらしい景色の中、山を登り歩いて降りて、
そして太郎ちゃんのブログにある例の牛の群れの写真に
たどり着くのですね。景色だけ拝見しているので、
足腰疲れず、爽やかな気分です。そして、ビーーール!!ヽ(≧∀≦)ノ
アルペン猫さんは、山歩き歴、どれぐらいなんですか?
名前: ぱんとら [Edit] 2017-08-17 15:48
コメントありがとうございます♪
牛がいる場所、朝は一頭もいなくて、もっと高い場所にいたんです。
でも鶏は既にアルム内を自由にうろちょろしてました(笑)。
ここはもう4回目の歩きになるので慣れてて感動も薄れてはいるのですが、それでもここを退屈と思うことはない歩きを楽しめるので、またいつか近いうちにここを歩くかもです^^
ビールは、地元醸造の美味しいヴァイツェンです!^^
山歩き、日本では経験がないのですが(修学旅行や遠足でのみあり、笑)、こちらでは、いやいやながら歩き始めたのは10年くらい前、それから少しずつ楽しめるようになってきて、一人で歩き始めたのは4年前くらいからです。
歩いてるとどうも腰の調子がよくって、それもあって積極的に歩くようにしてます^^←6年前に椎間板ヘルニアやって腰痛持ちなんです(^^;
名前: アルペン猫 [Edit] 2017-08-18 03:15
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