二つ前の記事のTuftlalmは、チロル側のAmmergauer Alpenに位置する山小屋でしたが、今回は、バイエルン側のAmmergauer Alpenに位置する山小屋まで歩いた日の記録です。
本当はもうちょっと先にある山頂まで行きたかったのですが、山小屋周辺は雲で覆われてて周りの景色は何も見えない状態だったので、山頂まで行く価値はなしということで、山小屋から先へは歩かないことにしました。

今回訪れた山小屋は、その昔、狂王の名で知られるルートヴィヒ2世の狩猟小屋として使われてました。バイエルン内には、ここに限らず、ルートヴィヒ2世関連の山小屋が他にもあちこちにあります。




・目的地の山小屋 【Brunnenkopfhütte 1602m】   歩いた日 2014年9月3日

・スタート地点 【リンダーホフ城の駐車場 937m】  日本人観光客にも人気の、ルートヴィヒ2世が建設したお城の駐車場の奥の方にスタート地点があります。




こちらがスタート地点になります。この時は一番上に表示のBrunnenkopf(1718m)まで行く予定にしてましたが、上に行くにつれてお天気がいまいちだったので途中で行かないことに決めましました。
上から二つ目の看板に書かれてるPürschling方面には、マクシミリアン2世(ルートヴィヒ2世の父親)が建設した狩猟小屋もあります(こちらも現在は普通の山小屋になってます)。
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今回目指した山小屋までのコース場には時々こうやって、いろんな説明の看板が設置してありました。この看板には、山小屋がルートヴィヒ2世の狩猟小屋だったこと、彼は馬車に乗ってこの道を通り、小屋まで行ったことなどが書かれてます。
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ルートヴィヒ2世は馬車で・・・ということで、山小屋までの道は(許可された)車は通れる林道がずっと続きます。
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キノコをたくさん見かけました。
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林道だから歩きやすい・・・ということではありません(汗)。この付近はこうやって大きな石がごろごろでものすごく歩きにくかったです。ここをどうやって馬車で通ったのか、それが不思議でなりませんでした。
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横に登山道っぽい細い道があったのですが、木の枝や植物が邪魔をして歩きにくい箇所もあったので、私はあえてこの石の道の上を歩きました。


またキノコ~・・・と思ったら、それは木を削ってできたキノコでした!
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ほとんどの作品はキノコでしたが、山小屋までの道中、こういうのが時々あるんです。
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お天気のせいで景色はいまいちでしたが、この作品を見つける楽しみはありました(笑)。
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こういう道がずっと続きます。
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こちらは、セイヨウナナカマドに関する説明が書かれてます。野鳥やその他の野生動物にとってはいい栄養源になるようですが、人間が食べると猛烈な腹痛を起こすと書いてあります。
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看板の後ろに木があって実が生ってました。
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また先へ進み・・・、
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こちらは、キツツキの一種である、クマゲラについての説明です。欧州で最大のキツツキだそうで、カラスくらいの大きさがあるそうです。
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看板の後ろには、そのクマゲラが開けたという穴がありました。
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”ゴールはもう遠くないですよ!”との表示と共に、山小屋まで後15分の表示がありました。私は20分かかりました^^;
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この辺りはもう既に雲の中。
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遠くの景色は全く見えません・・・。
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お花は、8月以降からよく見かける花が山小屋近くになってたくさん咲いてました。

・Sumpf-Herzblatt(ウメバチソウ)(Parnassia palustris) ウメバチソウ科
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・Silberdistel(チャボアザミ)(Carlina acaulis) キク科
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・Schwalbenwurz-Enzian(トウワタリンドウ;ヤナギバリンドウ)(Gentiana asclepiadea) リンドウ科
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山小屋に到着しました。今回は一人ではなく二人での山歩きで、かなりのろのろペースで歩いたので2時間15分かかりました。山歩きのサイトなどを見ると、後100m登ったところにある山頂までが約2時間のコースになってるようです。
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この山小屋では、”Kaiserschmarrn(カイザーシュマーン)”が名物のようで周りのハイキング客もみなそれを食べてたのですが、私たちはあえてクヌーデルのスープを食べました。
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Kaiserschmarren(カイザーシュマーレン)との表記も多いですが、私が住んでる地域では”Kaiserschmarrn(カイザーシュマーン)”の表記、発音が一般的なのであえてそう書きました。


山小屋から二つの頂上へ行けますが、雲がかかってて周りがよく見えなくて危ないのでここは潔くあきらめます。
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こちらからは、最初に予定してたBrunnenkopfまで行くことができますが、ここも↑と同様、アルペンコースになってます。難易度的には中級。
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この山小屋で初体験のことがありました。それは、バイオトイレ
実は私、バイオトイレがどういうものか知らなかったので、水を流すレバーが探してもどこにもなかった時は本当に焦りました(汗)。そのままトイレから出て、そしてこのトイレがそういうものだとやっと知ることができました。
調べてみたら、日本の山小屋でも普及してきてるようですね。
何年も山歩きをやってきて、初めての体験となった出来事でした。

Kompar(2010m)

Grubighütte(2028m)とWolfratshauserhütte(1753m)

comment iconコメント ( 10 )

バイオトイレ、富士山で同じ様なのがありました。
でも気温が低いから上手く機能しないとか。(不確かです)
最近は、余り水を流さないで微生物で分解されるタイプのがあります。

ここは何となく、高尾山みたい。 色々な説明版が多いからかなあ。
植生は標高は全く違いますけどね。
Scheffauにもこういう彫り物?があるウオーキング?コースがあります。
小川沿いで暗いコースなんですが、そちらの人には空気が湿っていて体に良い感じがするのかしら?
お天気が悪くて残念でしたね。 

カイザーシュマーレン、私はこう覚えていました。
ゼルデンもアルペンさんはセルデンと表記するでしょう。
チロル人は濁音?を意識しないから、ザルツブルクもサルツブルクも同じに聞こえるんだと言われた事がありますけど、南ドイツもそうなのかしら?

名前: REI [Edit] 2014-10-02 19:46

Re: タイトルなし

★REIさん
あちこちでバイオトイレのことを読んで、水を必要としない・・・というのを理解しても、なんとなく気分的に水がないとやっぱり不安~^^;
気温といえば、そういえばトイレの中はちょっと暖かな感じがしました。モーターみたいな音もしてたし、入った時から違和感感じてて、水を流すレバーがなかった時は本当に焦りました(汗)。

下にいる時はそこまで悪いお天気ではなかったんですが、段々と上の方だけ雲が濃くなってしまいました。
晴れてたらどんな景色かとあちこちの動画サイトで見て、今度晴れてる時にぜひ行きたいと思いました。

私が住んでるところは、これは完全に”シュマーン”の発音で、表記も最後は”schmarrn”になってます。Wikiには両方表記がありましたね。
地名については、一応、有名どころはガイドブック表記のまま書くことがほとんどですが、それ以外は、聞こえるとおりに書いてます。一応、日本語ではどんな表記になるのか調べるんですが、その表記に違和感を感じたら、自分が聞こえてるとおりにかきます(一番いい例は、Starnbergersee、かな。これのカタカナ表記は全然ダメだと思います)。
Söldenも、私はゼルデンと濁った書き方は違和感感じるので(私には濁っては聞こえないから)、あえてセルデンと書いてるだけですが、やはり日本語のカタカナ表記に何でも当てはめるのが無理があるのかもしれませんね。
以前も別の場所で書いたかもですが、うちのに、Salzburgを濁った発音と濁らない発音、両方で言ってみても、「違いを感じない」と言われました

名前: アルペン猫 [Edit] 2014-10-02 23:39

日本にも、水やペーパーを流さないトイレは、結構多いかも??
勿論、水場も合成洗剤やシャンプーは、不可だったり^^

登山道の周りに、オブジェって面白いですね^^
確かに、登っていくときの楽しみになりそう~
これは、クマゲラやキツツキが穴をあけてダメにした樹を利用してるのかなぁ??

名前: ほんなあほな。 [Edit] 2014-10-03 09:32

ああ、やっぱり濁音の区別がつかないのですね! 不思議~~~。
日本人がRとLの区別がつかないのと同じかしら。
私もスペルを知らないで音で覚えたのは多分そのままですが、どうしても字で最初に読んだのは大学時代に習ったドイツ語の基本から抜け出せません。(殆ど忘れてるのにね、苦笑)
その湖はシュタムベル(Rは誤魔化して発音)ガーゼー? シュタムバーガーゼー? 全く違う?

そういえば、私、かの有名は新白鳥城に行った事がありません。
ドイツ観光を殆どした事がないからなあ・・・。

名前: REI [Edit] 2014-10-03 11:51

ドイツにはおとぎ話に出てくるような森があるんですね。
お花やキノコを探して歩くのも面白いけど、木の彫刻を見ながら歩くのも楽しいですね。
クマゲラが開けた穴はすごいですね。木には影響がないのでしょうか。

カタカナで覚えたものと、現地の人が言っているのを聞いて覚えたものでは違いがあるんですね。
カイザーシュマーレンは日本でしか聞いたことがありません。
センメル(パン)とか(ヴィーナー)センガークナーベン(ウィーン少年合唱団)は濁ってないなと思いました。
それから、伸ばすか伸ばさないかも微妙ですね。
オバラかオーバーラーか、デメルかデーメルか、プラターかプラーターか、現地の人の発音は聞いたことがないのですが、微妙なところでしょうね。

REIさん、次回は新白鳥城にも行ってみてください。

名前: Luna [Edit] 2014-10-03 21:34

こんな看板があちこちにあったら初心者でも楽しく歩けそうです
クマゲラの開けた穴って大きいのね!キノコたちも楽しい!
山の天気は変わりやすいっていうので、計画を見直すのも大事なんでしょうね
ホントにすごい霧ですねー
リンダーホフって行ったような気がするけど・・・
確かに日本語表記ってRを「ル」って書くから変なときありますよねー

名前: ししゅうねこ [Edit] 2014-10-03 22:54

Re: タイトルなし

★ほんなあほなさん
トイレに関しては、日本ってすごく進んでるなあといつも思います!
日本のトイレ、バンザイ!!・・・っていつも思ってしまいます(笑)。
私、本当に今回このタイプのトイレは初めてだったしそういうのがあるって知らなかったので、水を流すレバー、どれだけ長時間探したことか、です^^;

オブジェは、なんだか、山小屋関係のおじさんが趣味みたいな感じで、チェーンソーみたいなので作ってありました←動画で見ました!
山の木、時々採伐してるのを見かけます。
ここも他に採伐してるのがけっこうあったので、その後のを、登山者を楽しませるためにやってるのかも?

名前: アルペン猫 [Edit] 2014-10-04 04:47

Re: タイトルなし

★REIさん
私も、”これって、日本人にとってのLとR??”と思ってたところでした!
私も、最初にそのまま日本語で覚えたやつ、例えばザルツブルクって濁って覚えてるのに、”塩”のSalzは”サルツ”って、濁らない発音で言ってます←辞書では、”ザルツ”ってカタカナで載ってるけど、周りの人の発音は(私には)濁っては聞こえないし。
Starnbergersee、私が持ってる日本のDVDにその地域が写ってるんですが、思いっきりはっきりと、”シュタルンベルク湖”ってナレーションで言ってます。”ル”の部分もかなり強く言ってるから、すごく違和感というか^^;
”シュタンベルク(シュタンベルガーゼー)”・・・っぽい発音の方が、間違ってたとしても、本来の単語の発音に近いように聞こえると私は思ってしまって・・・。

お城、なんだか日本のフジテレビの番組のドイツ特集で一昨日あたり映ってたみたいですね!←今、動画サイトで見た(笑)。
あそこは今、中国人だらけになってます(笑)。

名前: アルペン猫 [Edit] 2014-10-04 04:56

Re: タイトルなし

★Lunaさん
ドイツの中を歩いてると、童話の中の景色って、実際にあるものだなとよく感じます。
キツツキが開けた穴、どうなんでしょうね。
うち周辺でもたまにキツツキ見かけます。日本では見たことなかったから、見てるとちょっと感動します(笑)。

私はこっちにきて、”カイザーシュマーン”と聞いてそれ以外は聞いたことなかったから、最後が”レン”となる言い方を聞いた時、間違って覚えてたのかと思ってしまったことがあります。
まあ、この場合は、両方の言い方があるようなので、どちらも間違いでもなく、どちらもOKってことですね。
日本語のカタカナにする場合は、そのままアルファベットをカタカナにしてること多いから、発音なんてその場合は関係ないですもんね。
というか、やっぱり、全てをカタカナにしてしまうのがちょっと無理があるのかもしれませんね。

名前: アルペン猫 [Edit] 2014-10-04 05:04

Re: タイトルなし

★ししゅうねこさん
ドイツ人はこの看板、しっかり読んでますよ~!
でも私はドイツ語読むのが面倒くさいし分からない単語もいっぱいあるから、適当に読み流して、”早く先に歩きたいのに・・・”と、同行者を見ながら思ってしまってます^^;
キノコのオブジェは、山小屋までずーっと、所々にありました!
山小屋でこんなに周りが何も見えなかったのも初めてで、動画で実際の景色を見て、「こんなにいい眺めが本当はあったのか!」とびっくりしました^^;
リンダーホフは、ここに限ったことじゃないですけど、とにかく中国人が多くてびっくりです・・・。
ル、そうなんですー!一応、地名を書く時は、日本語のグーグルマップでどんな表記になってるか調べるんですが・・・、そのまま書きたくない表記が多いです(汗)。

名前: アルペン猫 [Edit] 2014-10-04 05:10

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