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公共の交通機関を使っては日帰りでの山歩きは難しいなあという山へ、いつも一緒に山歩きをしてる友人と、泊りがけで行ってきました。
滞在したのは同じバイエルン内のBerchtesgaden(ベルヒテスガーデン)というところで、近くには通常だと世界中から観光客が訪れるKönigssee(ケーニヒス湖)という湖があります。過去に観光で3回訪れたことはありましたが、当時はアジアからの観光客がとても多かったのを思い出します。

他の大陸からの観光客がいないのなら今の時期はいつもより少ないのかな~という読みが大外れで、現地は、国内からの休暇で訪れてる人でごった返してて、いつも以上の混雑具合となってました(汗)。
が、滞在中はなんとかスムーズに事を進めることができて、いい時間を過ごすことができたと思ってます。


現地へ移動した翌日、まずは、湖の側に位置するJenner(イェンナー)という山周辺を歩きました。ロープウェイ利用だったので山頂まではほぼ15分の歩きでしたが、下りが累積標高では千mを超える歩きとなりました。


歩いた日 2020年8月25日


Jennerbahnイェンナーロープウェイ)で山頂駅まで乗車です。
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麓駅は標高630m、山頂駅は標高1800mで、標高差は1170m。中間駅は標高1200mの場所にあります。山頂駅までの往復利用での値段は、強気の32ユーロ!事前に値段チェックした時に、”観光地価格!!”とびっくりしました(-∀-;)



これに乗車です。なかなかきれいでした。
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10人乗りですが、時期が時期なので、皆さん、自分のグループのみと一緒に乗車で、だいたい2人ずつ乗られてる方が多かったです。


ロープウェイがけっこう揺れて気持ち悪くなりそうでしたが、無事に山頂駅に到着。

ここからJenner山頂までは15分の距離ですが、登山道には多くの人が歩いてるのが見えてます。
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眺めはなかなかのものです。
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山頂直前、ケーニヒス湖が見える位置までやってきました。
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翌日はこの湖を船で渡って、下船先の場所を歩きました。


そして山頂まではあと2~3分の場所なのですが、この混み様…(-_-;)
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無事に山頂に到着です。今がコロナの時期というのを忘れそうなくらいの混み様です…。
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外ではマスクなんて誰もしません。こちらでマスク着用は、皆さん、義務になってる場所でのみですねぇ。


これだけの眺めを堪能できるから人が多いのも納得ではあります。左下は3枚↑を撮影した場所。
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↑から右に寄った眺め。右奥の集落は滞在してる宿があるベルヒテスガーデン。
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シオン連の花  Einköpfiges Berufkraut (Erigeron uniflorus) キク科
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山頂での撮影を済ませたらすぐに移動を始めました。

ヨウシュトリカブト Blauer Eisenhut(Aconitum napellus) キンポウゲ科
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ロープウェイの山頂駅以降は、奥に見えてる道を歩きます。
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山頂駅からしばらくはジグザグの急な傾斜の道ができてて滑りやすくて苦戦しました。
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リンドウの一種  Rauer Kranzenzian (Gentianella aspera) リンドウ科
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フェアリー・シンブルズ  Kleine Glockenblume(Campanula cochleariifolia) キキョウ科
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緩やかな傾斜の歩きやすい道が続きます。
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道を横切るなの注意書きの看板。
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ウメバチソウ  Sumpf-Herzblatt (Parnassia palustris) ウメバチソウ科
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直訳すると”ハンガリーのリンドウ”という名前がついてます。
Ungarischer Enzian(Gentiana pannonica) リンドウ科
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花弁に斑点がないとまた別の種類のリンドウになるようです。
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ヤナギラン Schmalblättriges Weidenröschen(Epilobium angustifolium) アカバナ科
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この5枚花弁のリンドウがたくさん咲いてました。
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奥に小さく山小屋が見えてますが、下り時に寄る予定。
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↑で見えてるのとは別の山小屋へ先に行くので、分かれ道では左へ。
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歩きやすい道が続きます。
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分かれ道を右へ進んでたら下に見えてる道を歩くことになります。
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見えてる山小屋はSchneibsteinhaus(1670m)。下り時に横を通ります。


この背丈の高い赤紫のリンドウもたくさん咲いてました。
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チャボアザミ  Silberdistel (Carlina acaulis) キク科
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そして、山小屋に到着しました。Carl-von-Stahl-Haus(1736m)
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この牛さんがいるのはドイツ(バイエルン)側で、
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柵の向こう、山小屋がある位置はオーストリア(ザルツブルク州)となります。
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柵が国境となってます。


チロル(オーストリア)とバイエルン(ドイツ)の間にある国境石なら何度も見たことありますが、ザルツブルク州(オーストリア)とバイエルン州の間の国境石を見るのは初めてです。
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オーストリア側には”K.K.Ö.G.”。意味は、”kaiserlich königlich österreichisches Gebiet(帝国、王室オーストリアの領土)”。
反対のドイツ側には、”K.B.G.”。意味は、”königlich bayerisches Gebiet(王室バイエルンの領土)”。



牛さん達には国境なんて関係ありません♪
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山小屋で休憩することにしましたが、ここはオーストリア。オーストリアでは公共交通機関内ではマスク着用義務がありましたが、レストランなどでは、この一週間前のモンタフォン滞在ではその義務はありませんでした。
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ここでももちろん、席に座る時などのマスク義務はなし。この後の山小屋(ドイツ)ではマスク義務ありでした。


下りは中間駅まで歩く予定でこの先長くなるので、アルコールは飲まずにアルムドゥードゥラーで休憩。
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ハーブを含んだ、オーストリアの炭酸飲料です。ドイツでも買えますが、これはやっぱり山で飲みたい飲み物です。


まだお昼前だったけど、周りの方の食事を見てたらどれも美味しそうに見えたので、私たちも食事をすることにしました。
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レバーケーゼとポテトサラダと目玉焼きで、山小屋典型的料理。


この景色を見ながら食事で、食後は右方向へ進んで近くのドイツ側の山小屋方面へと行く予定でしたが、
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食事をした山小屋の裏側の近くに山頂十字架が見え、そこまでなら歩けるかもとなって、とりあえず歩いてみることにしました。
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一番左側付近に小さく山頂十字架が見えてます。


ハイマツの中を進んで行きます。
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オーストリア側の眺め。
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アザミ  Alpen-Distel (Carduus defloratus)  キク科
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山小屋から10分ちょっとで、山頂十字架が見えてきました。
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さて、あの十字架まで行けるか?
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右手に道があるようです。
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おじいちゃんと小さなお子さんが下りてきました。事前の写真を見ると、山頂まで到着されてました。
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ワイヤーロープが張られてます。
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で、挑戦しましたが、山頂直前で断念(汗)。最後の数mで足の置き場が壁状態だったので、これは下り時に怖いなと思ってここで諦めました(-_-;)
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Pfaffenkegel(1837m)


左下が休憩した、オーストリア側の山小屋で、右側にこの後寄る予定の、ドイツ側の山小屋。
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ロープウェイ山頂駅も見えてました。
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山小屋まで戻ってきて、反対側から山小屋を撮影。左上の山頂十字架付近にいました。
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咲き始めのチャボアザミはこういう色をしてるんですね~。
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下りはまずはドイツ側山小屋経由で。
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目の前まで来ましたが、 Schneibsteinhaus(1670m)
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これ以降はマスク義務なので、面倒くさくて中へは入らないことにしました(^^;
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ロープウェイ中間駅を目指して、林道を下って行きます。
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右上に山頂駅が見えてます。
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フェアリー・フラックス  Purgier-Lein (Linum catharticum) アマ科
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トウワタリンドウ;ヤナギバリンドウ Schwalbenwurz-Enzian(Gentiana asclepiadea) リンドウ科
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セイヨウキンバイ  Trollblume (Trollius europaeus)  キンポウゲ科
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ウルフス・ベーン Wolfs-Eisenhut (Aconitum lycoctonum) キンポウゲ科
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アルム(Königsbachalm)が見えてきました。このアルム直前で本来なら登山道に入って中間駅へ…なのですが、
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登山道の入り口は通行止め。ということで、林道経由で中間駅へと向かいます。
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中間駅へはまだまだ距離があるので、アルム小屋で軽く休憩をしていくことにしました。
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Königsbachalm(1190m)


ラードラーを飲みました。全然冷えてなかった(涙)。
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そしてまた林道を下り始めたのですが、この分かれ道から、中間駅へとは延々と上り道が続きました(涙)。
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左の道は麓駅へと続き、その標高差は約400m。しかし、往復でチケットを購入してたのもあるので、ここは右へと進んで中間駅を目指しました。


シロバナマンネングサ  Weiße Fetthenne (Sedum album) ベンケイソウ科
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やっと平坦な道になって一安心。
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↑の奥には、”Schlafende Hexe (寝ている魔女)”が見えてました。
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↓は以前アップしたことのある説明画像ですが、こうなります。
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やっと中間駅も近くなった~と思ってたら、また上りです!(>_<)
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普通に登山道経由で中間駅へとは進みたかったですねぇ…。通行止めになってて残念でした。


そしてやっと中間駅に到着です。
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ロープウェイは、山頂駅から利用してる人がいるから空のはやってこないので、中に人が乗っててもそれに乗るように、係の人がずっと指示を出してました。キャビンの中は広いし、窓も開いてたので特に問題はなかったです。


そして宿に戻った後は夕食のためにレストランへ。
この日のビールは美味しかったなあ♪
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前日から野菜を全然摂ってなかったので、私も友人もグリルチキン添えのサラダを注文しました。
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宿の前からはヴァッツマン(Watzmann、2713m)がきれいに見えてました。
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この日歩いた距離は約12.3㎞、累積標高は、上りは約400m、下りは約1040mとなりました。
ロープウェイ下りた後の山頂までの短い歩きで人が多くなってしまいましたが、それ以外ではそういうことは一切無しで、快適に歩くことができました。
素晴らしいお天気の中でいい景色を堪能できて、そしていい歩きができて、いい一日となりました。

OberseeとRöthbachwasserfall(776m)

Sarotla Joch(2389m)、雷雨を前に引き返す

comment iconコメント ( 4 )

今回も素晴らしい眺めを堪能できたようですね。ロープウェイを使ったこともあってか、「登山道」という感覚はあまりないように見えますね。歩いている人もお散歩気分..そんな格好ですね。日本では経験できませんが、ヨーロッパならではの「国境」という感覚は、日本人にはあまり経験できないことですね。僅かな距離でも自治が異なるため、制度や規制も違ってきますね。面倒とも言えますけどね。最後のWatzmann、2713mは流石に「山!」という感じですね。私も9月3日に途中までロープウェイを使って、大雪山の黒岳と北鎮岳を歩いてきました。何度か行ってますが往復6時間ほどの歩行時間になります。今回は先月登ったトムラウシ山ほどのキツさは無いですが、階段状の道ばかりで足腰にガツンときます。体重が戻らないままでまた歩いたので更に体重落ちましたよ。

名前: 野付ウシ [Edit] 2020-09-03 17:16

コメントありがとうございます♪

★野付ウシさん
一度この眺めを上から見てみたかったので今回思い切って行ってみました。
ロープウェイ山頂駅と山頂の15分の距離の道は、やはり普通の観光の方も多くて、なかにはサンダルで歩いてる方もいらっしゃいましたよ(笑)。
でもそれ以降の歩きの道では皆さんちゃんと山歩きの格好をされてました。
二つの山小屋の距離は10分もないのに、違う国だと今回は実感しましたね。
マスク、いちいち取り出してするのが面倒で、最初の山小屋で休憩しててよかったかも(笑)。
階段状の道はかなりきますよね!
私はそういった道が多いとがっかりきます。
私は山歩きの後にガッツリ飲んでがっつり食べちゃうから痩せることはないです(-_-;)

名前: アルペン猫 [Edit] 2020-09-03 23:07

素晴らしい眺めですね。
ロープウェイの32ユーロにはビックリですが、利用する人が多いんですね。
この絶景を堪能できると思ったら、納得かなぁ(*^-^*)
Schlafende Hexe、私には寝ているカッパに見えました。(笑)
赤紫のリンドウ、いい色ですね~♪

名前: pil [Edit] 2020-09-07 18:12

コメントありがとうございます♪

★pilさん
ロープウェイ、過去利用で往復30ユーロ越したことはなかったです(-∀-;)
自分で上れない標高差ではないのですが、でも、上でのんびりしたいから
ここは思い切って買っちゃいましたが、普段の日帰り歩きでは自力で上ります(^^;
あっ、本当だ、河童にも見える~(笑)!!
日本だったら”寝てる河童”と呼ばれてたかもですね(笑)。
赤紫のリンドウ、とても久しぶりに見ました^^

名前: アルペン猫 [Edit] 2020-09-07 21:58

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